23年もの長年にわたり、企業の成長に関わる仕事に携わってきた私が福祉業界を目指したのは、介護関連の会社で経営改善の仕事に関わったのがきっかけです。介護の現場を身近にして、証券会社にいたころに比べより直接的に利用者とふれあったり、あたたかさを感じたりできる介護福祉の尊さと魅力を感じました。介護福祉に携わりたいと思い始めたとき、介護事業所でとても評判が高く信頼のおける介護士に出会い、さらに長年お世話になっている方のご協力・助言を得て、放課後等デイサービス事業を立ち上げるに至りました。

社名の「ホープトラスト」とは、hope（希望） +　trust（信頼）を合わせたもので、どのような時も前向きに希望や夢を持って忍耐強く、ご利用者様や地域社会に対し信頼を築き上げたいとの思いからつけたものです。これまでに企業成長に関わる仕事に長年携わってきた経験を活かし、利益や効率のみを追求する経営に陥らないよう、お客様と接している現場を大切にする「現場主義」を重視しています。実際に働く人の意見を取り入れて、働きやすい環境や導線を整えるようにしています。また、働く一人ひとりを大切にすることで働く人にとっても魅力のある会社でありたいと願っています。

私事ですが、生まれて初めて骨折を経験し、車いすを使う機会がありました。当事者になってみると、それまでは見えなかったちょっとした段差や不便に気づくようになります。様々な場所で数多くの経験をしてきたことで、人の心の痛みがわかるにつけ、より一層人のためにできることがないだろうかと考えるようになりました。私はホプラスを利用する人とホプラスで働く人、それぞれの家族、みんなハッピーになって欲しいと願っています。それがきっと私自身の幸せにもつながると信じ、これからも邁進して参ります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。